弱さと頑なさ

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夢診療所27

その27)
「あなたは夢の中でよく飛んだりするのですか」彼女は興味を持ったようだった。
「はい、最近では珍しいのですが、以前はよく空を飛びました」
「空を飛ぶ夢を見る時は欲求が上手く満たされていない場合が多いようですね。空を飛ぶという、現実では起こり得ない行為を潜在意識が望んでいるというのは、あなたの願望自体が現状の生活では満たされていない性格を帯びていることが多いのです」
「はあ、そう言われてみれば空を飛ぶ夢は若い頃によく見ましたね。その頃の僕は仕事に対しても、生き方に対しても、常に満たされない思いを抱いていたような気がします」
「それでは最近のAさんは満たされていると言えますね」
「そうなんです。最近は大分、現状に満足できるようになりました。ですから今回も空を飛ぼうとはしましたが、風が強い理由で飛ぶのを断念したのです」
「それでは飛ばずに歩かれたのですか」
「はい、道路沿いに歩道を、駅目指して歩き始めました。するとほどなく父と出会えたのです」
「それは良かったですね」彼女も安心したようだった。
「僕は父と連れ立って駅前まで来ました。すると路上で贈答品の菓子折りを販売していたのです。僕はその店で買うことに決めました。ところが包装が下手くそなので、文句を言って包み直してもらいました。そこで夢は途切れました」
モニターには父の姿はもうなかった。
「父はトイレに行ったらしくその時は辺りにいませんでした」
「あなたのお父様はあなたに会いたがってられたのかも知れませんね。最近お墓参りはされてますか」
「いえ、ここ二年ぐらいしていません」
「はあ、それが原因ですね。あなた自身もそろそろお墓参りに行かなくてはいけないと、心を騒がせ始めたと言うことです。しかも夏のこの時期に、毎年恒例となったお中元を買う習慣が夢に現れたのでしょう」
「はあ分かりました。お中元はともかくとして、墓参りは近々実行したいと思います」
28に続く

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虎の威を借る狐1

虎の威を借る狐1

世の中には偉そうにしている人が多い。自分に誇りを持っているのだろう。また中には親の威光を笠に着ている者もいる。それはまるで虎の威を借る狐のようだ。また地位や名誉を利用して権威を振るかざす者も同じ部類に属する。
職場での立場と言うのにも気を付けないといけない。物品を供給する立場の者は、つい気持ちが大きくなり勝ちだ。購買部門も注意しなくてはいけない。仕入業者に対しては高飛車になる。また物品を供給される側に対しても高飛車になる。本来その人間自体が偉い訳ではない。立場が、力を持った立場と言うだけの理由で購買部門の者は全てにおいて高飛車になり勝ちである。
それに加え親がその組織の中自然と低姿勢にならざるを得ない。
で有力であったりすると子供は益々高飛車に振る舞うことになる。周りの人はそれに気づいてはいる。でもどうすることも出来ない。何故なら彼に供給してもらわなくては物品が手に入らないからである。だから供給を受ける側は低姿勢にならざるを得ない。

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