自ら話題を提供しない

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夢診療所26

その26)
(家族の夢)
「こんにちは、今日も陽射しが強いですね」
「室内にいると全く分かりませんわ。Aさん久しぶりですね」
「はあ、中に休みが入ったのでそんな気がしますね」
「どこか出かけられたのですか」
「子供を連れて近くのプールへ行ったぐらいですね」
「それでは体力を消耗されましたね」
「はい、そうですよ。ですから昨日は久々に早寝をしました」
「じゃあ、沢山夢を見られたでしょうねえ」
「そうですね。先ず先ずです」
「それでは奥へどうぞ」
 受付嬢はA氏を廊下奥の緑の扉へと案内した。
「中でしばらく、お待ち下さい」
 彼は窓の外に見えるビル群を眺めていた。ギラギラと照り返す夏の陽射しがまぶしかった。その時、ノックの音と共に心理士が入室して来た。
「こんにちは、Aさん。お盆で今日はお休みですか」
「いえ、お盆でも仕事は休みではないんですよ」
「ではいつものように仕事を抜け出して来られたのですか」
「はい、外回りなものでその辺の時間は上手く融通できるんですよ」
「そうですか。暑いところご苦労様です。今日はいかがしましたか」
「昨日、おとといと連続して家族の夢を見たものですから、少し気掛かりになったんです」
「家族の方と言われますと具体的にはどなたですか」
「僕の家内と死んだ父です」
「はあそうですか。それではおととい見られた夢からお話しして頂きましょうか」
「はい、記憶は少し薄れかかっていますが、お話しします。父と渋谷に買い物に行った場面でした。デパートで中元の品を探していました。その内、父がいなくなってしまったのです。僕は辺りを探しましたが見つかりませんでした。そこで買い物を諦めてデパートの外へ出ました」
「お父さんと会うことはできたのですか」心理士は父親のことが気がかりだった。
「はい、渋谷駅からかなり離れた坂の途中で、偶然にも会うことができたのです。僕はデパートを出た後、突然、渋谷近辺の道路を歩いていました。頭上には高速道路が走っていました。僕は空を飛んで駅に戻ろうとして、ジャンプしました。ところが風が強くて、流され上手く飛べませんでした」
27に続く

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夢の検証351

夢の続き

家にB病院のシラカワさんが来ていた。彼に飲み物を買おうと外の自販機に行ったら機械入れ替えで空のペットボトルしか出て来なかった。それを持って帰ると前のベランダを支えている柱が華奢だった。隣のベランダはしっかりしていた。
その横の私道に人が集まっていた。何とそこには地下道への入口があり、地下商店街に通じていた。

検証351
何でも屋のシラカワさんが出て来た。脱サラして会社を作ったが社員は一人だった。自販機のバイトは長かったが今は全く引退した。多分身体がついていかないだろう。暑さは良いが寒さが堪えた。
地下道には不思議な魅力がある。特に地方の地下道は歩いていて楽しい。でもドイツの地下道は恐ろしかった。皆の目つきがやけに鋭かった。

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