新発見と自信の回復

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夢診療所13

その13)
(夢での旅行願望)
「ああ、こんにちは」A氏はけだるそうに挨拶をした。
「Aさん、どうされたのですか。疲れがにじみ出ていますよ」顔見知りの受付嬢は心配そうに声をかけた。
「いえね、暇で暇で仕事がないんだよ。何か刺激のあることはないかね」
「どんな刺激を求められてるんですか」
「例えば君みたいな刺激かね」
「私は商品ではないので、刺激にはなりません」彼女はプリプリした。
「ごめん、ごめん、そのプリプリ感が良いねえ」A氏はニヤニヤしていた。
「変な目で見ないで下さいね。あなたが求めておられるのは、そんな種類の刺激なんですか」
「いや、そうとも限らんのだ。夢の中では旅行してることが多いので、どこか遠くへ行きたいのかも知れない」
「だったら休みをとって旅行に行かれたら良いじゃないですか」彼女は合理的だ。
「休みは簡単に取れんし、旅行費用だって馬鹿にならない。そこを何とかしてほしいんだ」
「それなら最適の機械が最近、販売されたのでご覧にいれましょう。奥へどうぞ」
A氏は受付嬢に導かれて、廊下の奥にある緑の扉から中へ入った。
「では、ここでしばらくお待ち下さい」
やがて、またまた顔馴染みの心理療法士が入室して来た。
「こんにちは、Aさん、最新の機器がご覧になりたいとのことですね」
「はあ、僕はこのところ旅行したいのに行けなくて、欲求不満が溜まっている訳ですよ。何とかできますか」A氏は彼女ににじり寄った。
「ちょ、ちょっとあまり顔を近づけないで下さい。今日のAさんは少し興奮気味ですよ」
「あなたを見るとつい興奮してしまうんですよ」
「まあ、そんなこと言われても何も出て来ませんよ。一先ずいつものように、あなたの夢を解析してみましょう」
彼女は慣れた手つきで端子をA氏にセッティングした。
「あ、いつもながらこそばゆいなあ」彼は身をよじらせた。
「あなたって本当に敏感ですのね」
そう言いながら、彼女は端子のコードから延びた分岐点にあるコネクターにコードを接続した。そのコードの先は見慣れない機器につながっていた。見たところCDプレーヤーかゲーム機器のような形をしていた。
「一体、この機器はどんな機能をしてるんですか」A氏は気になった。
「これは、あなたが夢に見た場所を自由に再現するための機械です」
「つまり夢に出て来た場所にもう一度、行けるということですか」彼は身を乗り出した。
「ちょっとあまり興奮なさらないようにして下さい。夢に出た場所に行けるだけではありません。あなたが実際に行ったことのある場所へも再度、夢の中で行けるようにも設定できるのです」
「それは便利ですねえ。是非ともすぐ試してみたいですねえ」彼はやる気満々だった。
14に続く

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夢の検証343

夢の続き

B病院で週間予定表を作成していた。委員会の日程調整のため空いている時間帯を埋めていた。集会が始まるので皆が会場に移動し始めた。トイレに入ったが通路になっていて満足に用が足せなかった。
外に出て工事現場の上を歩いて会場に向かった。現場から下に飛び降りて会場に入ると後ろの席にウエルネットの業務課長がふんぞり返っていた。その前の席に座ると歌が始まった。隣のおばさんは半分英語で歌っていた。
ゲーム場で長男とサッカーゲームをしていた。壁に穴が開いていてボールをその穴に蹴り入れて得点した。外に出ると家内と義姉が食事を終えて待っていた。雨が降り出し長男は雨に濡れていた。友達のまゆちゃんが歩けないので食欲がないらしかった。

検証343
B病院には意外と長くいた。恐らく一番長かったかも知れない。委員会が多かった。あまり好きではなかった。人前で発言するのが嫌いだった。集会が始まるのにトイレに行けないのは最悪だ。
かつて立替の時に工事現場を歩いたのが記憶に残っていたのだろう。会場にウエルネットの課長が出て来るなんて思いもよらなかった。彼は入社当時から偉そうにしていた。彼が歌った歌はあまり記憶にない。
ゲーム場が久々に出て来た。長男と行ったゲーム場はボーリング場にあった。壁をボールで破って得点するとは大胆なゲームだ。家内と義姉は事の外仲が良い。長男が雨に濡れたのは可哀想であった。彼にもかつて友達がいた。

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