ナイーブな和夫

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夢診療所18

その18)
(生活を支える根源)
「こんにちは、これから時間は取れますか」
「Aさん、今日は慌てているようですね。今日は他に予約が入ってないので、これからでも大丈夫ですよ。どうぞ、奥へおいで下さい」
 A氏は受付嬢に案内され、廊下奥の緑の扉の中へ入った。そこでしばらく待つと、心理士が入室して来た。A氏はうつむいていたので、彼女の髪型の変化にはすぐに気づかなかった。
「Aさん、どうされましたか。何か心配事でもあるのですか」彼女は彼の眼を覗き込んだ。
「はあ、昨日の夢が何を意味してるのか心配なんです」
 その時、初めて目を上げたA氏は彼女の髪型の変化に気づいた。
「あれ、パーマかけたんですね。若くて活動的になりましたね」
「あら、どうも有難うございます。夏になったので気分を変えたかったのよ」彼女は両手でそっと髪型を整えた。そうしながらもすぐに機械のセッティングを済ませた。
「何やら巨大な造形が見えるわね。岩石のように、ひどく重そうですね」
「中心あたりに見えるのが立方体の岩なんですよ。立方体の一角が地面に接触してるのが分かりますか」
「正面からでは見えないので少し角度を変えて見てみましょう」
彼女は手早く操作盤上のキーをいじった。すると造形は反対側から見ることができた。
「これなら良く分かりますね。おっしゃる通り、地面とは一角で接触しているようです。さらに周りの岩が、その立方体をバランス良く支えているみたいですね」
「どうですか、この支え方は。何とも危ういとは思いませんか。僕はこの立方体を初めて見た時、それがいつ崩れ落ちるか不安でなりませんでした」A氏は額の汗をハンカチでぬぐった。
「中心に乗った立方体の岩はAさんの人生を表わしているように思えます。今、取り立てて不安なことはありますか」
「はい、経済的にどうも不安定で、先行きが不安なのです」
「きっと、それが原因ですね。立方体はAさんの人生における経済基盤そのものらしいですね。実際にそんなに不安定なのですか。差し支えなければお教え下さい」
19に続く

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夢の検証346

夢の続き

部屋で長男と次男とで遊んでいた。食べたり飲んだりしていたが、次男が勝手な事をしたので大学の研修会に連れて行った。途中に海があり彼をおんぶして水の中を渡った。大学の講堂で講義が終わると次男は疲れたようだった。T塾のM講師が近寄って来て可愛いと言っていた。
次男をおぶり帰途に着いた。再び海を渡り街中に出ると線路の上を歩いていた。電車をよけながら道路に出た。暑さが酷く次男はグッタリして来た。その時、次男は長男に入れ替わっていた。休ませようにも日陰がなかった。材木店の中を通り公園に行った。全く帰り道が分からなかった。

検証346
次男は長男より気が強かった。そこで小さい頃は次男を叱ることの方が多かった気がする。ベランダに出したことは今でも記憶に残っている。海でも山でも子供達をよくおんぶしたものだった。
海を渡った後に線路に入るのは意外なことだ。恐らく線路が道路と平行して走っている場所だろう。次男は事の外暑さに弱かったような気がする。

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