潜在意識19

その19)
(閑話休題)
今の人たちは心の健康より体の健康を優先している。6時前からウォーキングしたり犬コロの散歩をしたりして体を鍛えているつもりになっている。そんな暇があったら働いて体を動かせば良い。金をもらえばもっと真剣になれる。
心の健康を考えなければ満足感は得られない。死を真正面から見据える勇気を持つにはいくら体を鍛えても無理である。体は必ず老衰し弱体化する。悪あがきして長引かせても仕方あるまい。
心の健康はいつ死んでも構わない覚悟から生まれる。日々未練を残す生き方は意味がない。夜寝るときは一日やり尽くした満足感で寝るべきだ。満足感の積み重ねで人生は価値が生まれる。
20に続く

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潜在意識18

その18)
キリスト教で救世主と崇められているイエス・キリストは、潜在意識の効用にいち早く気付いていました。彼ほど心の深層に迫り、かつその潜在的パワーを遺憾なく発揮した聖職者はいなかったのです。
クリスチャンにとって、彼は神と等しい存在と捉えられていますが、イエス・キリストは神の能力に近い潜在能力をフル稼動させたという点で、事実、神に最も近かった存在と言っても過言ではないのです。最近、ダヴィンチコードにおいて彼の人間性が鋭く暴かれはしましたが、彼が神に近い心的能力を備えていたことも、また事実なのです。
私たちは誰もが潜在的には底知れぬ力を備えているにも拘らず、潜在能力の半分はおろか、十分の一さえも発揮できていません。何故でしょうか。
その理由は、意識が無意識を抑圧しているからに他なりません。私たちが無意識を意識の束縛から解き放った瞬間から、私たちの潜在能力は全開するのです。では、どうすれば意識を弱体化できるのでしょうか。
19に続く

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潜在意識17

その17)
二十世紀までは物質文明の時代でした。21世紀以降はいよいよ心の時代に突入しました。私たちは物質だけで満足感が得られないことを知ったのです。豊富な物質だけで心は満足しないのです。心を満足させ、充実した日々を過ごす為には、どうしても心、そのものの真実に迫る必要があります。心の真実を解き明かすには、どうしても潜在意識を俎上に乗せるしかないのです。
子供はよく夢の話をします。昨夜、どんな夢を見たか克明に親に報告するのです。子供は大人に比べ、夢の世界を大事にするようです。夜見る夢に限らず、白昼夢という形で、夢の中の世界に入り込むこともあるぐらいです。彼らは想像力が豊かなのです。夢と想像力とは深い関係がありそうです。
私たちが将来の夢を語れなくなったらお終いなのです。何故でしょうか。将来は夢見ることで、初めて拡がりを見せるからです。夢がなければ、将来は拡がりようがなく、それこそ限定された枠組みの中に、はめられることになるのです。
現実の世界から得られる情報をいくら、組み合わせてみても将来への展望は開けません。将来への展望を開くには、奔放な想像力を駆使する以外にはないのです。そして奔放な想像力を支える陰の功労者が潜在意識、そのものなのです。
潜在意識こそ、私たちの将来を好転させもし、暗転させもします。積極的で肯定的な潜在意識が心の根本にありさえすれば、私たちの意識は好転し、希望に満ちた将来像が描けます。反対に潜在意識が否定的であれば、私たちの意識は否定的にならざるを得ません。そして将来に拡がる展望も、絶望的な様相を呈することになるのです。
18に続く

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潜在意識16

その16)
近年、有名なマーフィー氏は、人間の持つ潜在能力の有用性を説きました。彼は潜在意識に働きかけることで、潜在能力を引き出し、日常生活に活用する手法と理論を考案したのです。彼の職業は牧師であったので、彼の構築した理論の基礎には、聖書が深く係わっていることが考えられるのです。
確かに潜在意識が、私たちの生活を大きく左右しているのは、漠然としては分かります。ところが漠然として、その存在を認めるのと、それを有効利用するのとでは雲泥の開きがあります。さらに言えば、未だに潜在意識の有用性はおろか、その存在すら認めずに生活している数多くの人々がいるのも確かなのです。
理性が解決できる問題はごく限られています。理性は意識によって司られていますが、意識が網羅する心的範囲自体は限定されているのです。潜在意識は意識さえも立ち入れない心の深層領域までも、網羅している事実を知るべきなのです。
さて潜在意識・潜在能力の有用性を理解したとして、それらをどの様に引き出し、実生活に役立てるかが重要なポイントになります。
無意識とは字義通り解釈すれば、意識されない心の作用と言うことです。意識されない以上、有効利用することなど不可能ではないかと匙を投げてしまえば、話はそこでお終いとなります。意識できない領域に君臨する無意識、そして潜在意識さえも効果的に活用する使命が、21世紀の私たちには託されているのです。
17に続く

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潜在意識15

その15)
(夢と潜在意識)
私たちは日常生活で潜在意識に、殆ど関心を払ってはいません。昼間、生活している中で、潜在意識が表に現われる機会は殆どないからです。潜在意識が顕在化するのは、夢の中においてです。従って夢は、私たちの潜在意識を知る上で、唯一と言えるほどの重要性を持つのです。
古来、旧約聖書においては夢の解き明かしの記述が大きく取り上げられています。さらに夢とは形態が異なりますが、預言者と言われる人たちは、未来を予測した言動をしていました。創世記に出て来るノア自身、未来を予測できたが故に、家族を大洪水から救うことができたのです。
聖書は預言、すなわち神からの託宣という形で、未来を予測する能力を持つ人物が多数登場します。未来を予測する能力の裏付けは、取りも直さず潜在意識の有効利用にかかっています。つまり聖書を貫く基調には、人間の持つ潜在意識が深く係わっていると考えざるを得ません。イエスの出現によって、さらに潜在意識の重要性が、奇跡という形で脚光を浴びることになるのです。
時代は下って、フロイトは夢を解析して、潜在意識の重要性を世に問うたのです。他人の夢を客観的に、つまり科学的に解析することにより、私たちの願望や悩みが夢に込められていることを発見しました。さらに夢を解析すれば、心の悩みと悩みがもたらす身体の変調の原因を特定できることを明らかにしたのです。
16に続く

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潜在意識14

その14)
(閑話休題)
一般的な基準から言えば、塾のアルバイト学生は何と恵まれていることか。ただ中高生に数英の解き方を示すだけなのに法外なバイト料をもらっている。こんな優遇をされるから若い内からつけ上がるのである。
彼らは就職にも恵まれている。大手企業の内定をいち早く得ている。そしてそれを自慢げに話すのである。国立の理系は強いことがまざまざと思い知らされる。性格より肩書きを優先する大手企業の人事担当は節穴か。
60過ぎて下層労働者の実態を肌で感じられたのは良かった。時給900円でこき使われる労働者を目の当たりにした。自分もしばしその環境に身を投じたが精神が萎えた。
また朝6時から夜10時まで休みなく働かざるを得ない自販機セールスマンと共に仕事をした。体が壊れる寸前まで無理をするしかない現実に日々直面している。
15に続く

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潜在意識13

その13)
脳が潜在意識の声に従順な時、心はこだわりをなくし、心と宇宙は一体化しています。そこで思いがけない、ひらめきがもたらされたりするのです。その瞬間、私たちの潜在意識が何を欲しているかが分かるのです。
クレッチマーの性格分析により、粘着性気質と呼ばれる人達がいます。人間は多かれ、少なかれ粘着性気質を備えてはいます。その特徴はと言えば、思い込みが激しく、固定観念ですべての物事を判断する傾向が強いことです。
思い込みに心を奪われている間は、潜在意識は心の底に押し込められているのです。問題が発生しても、お定まりの決まり切った解決法しか浮かんでは来ません。思い込みによる判断自体が独りよがりである場合が多く、潜在意識が示す天命とは程遠い判断なのです。
私たちが天命を知るには、思い込みをできるだけ排除し、心を平安に保ち、潜在意識の微かな叫びにも耳を傾け、勇気をもって、その声に従うしかないのです。
14に続く

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潜在意識12

その12)
(潜在意識と絶対者)
魂の根源に宿る潜在意識は絶対者と直結しています。宇宙における、すべての生命の営みを統括する絶対者がどんな形態をしているかは分かりません。それは人知では決して想像すらできない存在だからです。何故でしょうか。人知は有限でありますが、絶対者は無限の広がりを持つからです。
私たちの意識がつかむ絶対者の像は漠然としています。また絶対者の存在自体を認めない人々も多数います。ただし地球上に生命活動がある以上、創造の主体なる絶対者の存在を認めた方が、心情的には自然だと思うのです。
人間には生きる理由が必要です。自分が何の為に生み出されたのか、理由がなくてはなりません。理由付けを行うには、生み出す本体である絶対者の存在が是非とも必要なのです。
宇宙の隅々にまで介在する絶対者は、当然あなたの体内の隅々にも介在しています。絶対者とは唯一無二であり、しかも無限大の要素と無限小の要素をも併せ持つ存在なのです。あなたの細胞内の一つ一つにまで介在している絶対者は、当然潜在意識さえも司っています。あなたには手が届かない小宇宙、潜在意識の動き、その一つ一つまで把握しているのが絶対者なのです。
あなたが把握し切れていない潜在意識さえも、絶対者の広大な網の目の中では、重要な構成要素の一つなのです。あなたが人生という土俵で取り組む、生命活動は細大漏らさず、絶対者の目標に適うよう設定されているのです。つまり宇宙が目指す生命活動の目的の鍵は、実に潜在意識の中に隠されているとも言えましょう。
13に続く

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潜在意識11

その11)
(閑話休題)
昨夜も夢で高校時代の教室が出て来た。たぶん周りにいたのは当時のクラスメートたちだろう。そこで映画の上映がなされていた。私は席がなく隣の教室から椅子を運んで来た。夢でものけ者にされている感じであった。中学時代の級友でO君がキーボードを弾いているのを羨ましそうに眺めている自分がいた。

潜在意識は夢を通じて長年のモヤモヤを解消してくれた。それは初恋の相手に告白し、相手と気持ちが通じた瞬間に付き合う気が失せたという出来事である。
昨日の夢でその理由が明らかとなった。私は結局、相手が好きかどうかを確かめるだけで満足し、付き合う気はなかったことが分かった。
夢には彼女と自分ともう一人の同級生男子が登場した。三人での帰り道、そのままだと彼が途中で別れ、私と彼女が二人きりになれる筈だった。ところが彼と彼女が通じていて、私は一人取り残される形となった。
彼と彼女が私を巻いたのだが、それを見つけた私は何故か怒る気になれなかった。そのまま二人で過ごさせ、私は一人で帰る方が気楽だと気づいたからだ。
結論はこうである。私は女子を好きにはなったが、ついに付き合いたいとは思わなかった。結婚して明確になったことだが、女子は話が具体的過ぎて退屈だ。そして話が微に入り細を穿ち延々と続く。
男の話は淡白だから時間はほとんどかからない。最近の男子は少し変わって来たが、昔の男は言葉少なであった。いつの頃からか男が女性化し出したらしい。
近年の小説家も女性化している。そもそも小説は女が書くのが似合っている。話が具体的で細かいからだ。小説を書く男は概して女々しい。自殺したり情死したりする者もいる。
特に最近の小説は質が落ちた。芥川賞を芸人が取るような時代になった。女々しい小説家を信奉する者が取れるような芥川賞はかつての精彩を失った。一般大衆はいいように踊らされている。
12に続く

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