潜在意識17

その17)
二十世紀までは物質文明の時代でした。21世紀以降はいよいよ心の時代に突入しました。私たちは物質だけで満足感が得られないことを知ったのです。豊富な物質だけで心は満足しないのです。心を満足させ、充実した日々を過ごす為には、どうしても心、そのものの真実に迫る必要があります。心の真実を解き明かすには、どうしても潜在意識を俎上に乗せるしかないのです。
子供はよく夢の話をします。昨夜、どんな夢を見たか克明に親に報告するのです。子供は大人に比べ、夢の世界を大事にするようです。夜見る夢に限らず、白昼夢という形で、夢の中の世界に入り込むこともあるぐらいです。彼らは想像力が豊かなのです。夢と想像力とは深い関係がありそうです。
私たちが将来の夢を語れなくなったらお終いなのです。何故でしょうか。将来は夢見ることで、初めて拡がりを見せるからです。夢がなければ、将来は拡がりようがなく、それこそ限定された枠組みの中に、はめられることになるのです。
現実の世界から得られる情報をいくら、組み合わせてみても将来への展望は開けません。将来への展望を開くには、奔放な想像力を駆使する以外にはないのです。そして奔放な想像力を支える陰の功労者が潜在意識、そのものなのです。
潜在意識こそ、私たちの将来を好転させもし、暗転させもします。積極的で肯定的な潜在意識が心の根本にありさえすれば、私たちの意識は好転し、希望に満ちた将来像が描けます。反対に潜在意識が否定的であれば、私たちの意識は否定的にならざるを得ません。そして将来に拡がる展望も、絶望的な様相を呈することになるのです。
18に続く

nice!(0)  コメント(0) 

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。