潜在意識11

その11)
(閑話休題)
昨夜も夢で高校時代の教室が出て来た。たぶん周りにいたのは当時のクラスメートたちだろう。そこで映画の上映がなされていた。私は席がなく隣の教室から椅子を運んで来た。夢でものけ者にされている感じであった。中学時代の級友でO君がキーボードを弾いているのを羨ましそうに眺めている自分がいた。

潜在意識は夢を通じて長年のモヤモヤを解消してくれた。それは初恋の相手に告白し、相手と気持ちが通じた瞬間に付き合う気が失せたという出来事である。
昨日の夢でその理由が明らかとなった。私は結局、相手が好きかどうかを確かめるだけで満足し、付き合う気はなかったことが分かった。
夢には彼女と自分ともう一人の同級生男子が登場した。三人での帰り道、そのままだと彼が途中で別れ、私と彼女が二人きりになれる筈だった。ところが彼と彼女が通じていて、私は一人取り残される形となった。
彼と彼女が私を巻いたのだが、それを見つけた私は何故か怒る気になれなかった。そのまま二人で過ごさせ、私は一人で帰る方が気楽だと気づいたからだ。
結論はこうである。私は女子を好きにはなったが、ついに付き合いたいとは思わなかった。結婚して明確になったことだが、女子は話が具体的過ぎて退屈だ。そして話が微に入り細を穿ち延々と続く。
男の話は淡白だから時間はほとんどかからない。最近の男子は少し変わって来たが、昔の男は言葉少なであった。いつの頃からか男が女性化し出したらしい。
近年の小説家も女性化している。そもそも小説は女が書くのが似合っている。話が具体的で細かいからだ。小説を書く男は概して女々しい。自殺したり情死したりする者もいる。
特に最近の小説は質が落ちた。芥川賞を芸人が取るような時代になった。女々しい小説家を信奉する者が取れるような芥川賞はかつての精彩を失った。一般大衆はいいように踊らされている。
12に続く

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