仕事ができない者

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夢診療所23

その23)
「Aさん、あたしに言い寄っても、始まらないではないですか。話を元に戻しましょう。私とあなたの関係はあくまでクライアントの関係ですので、変に思いを発展させない方が宜しいですよ」彼女は上手く彼の思いをブロックした。
モニターにはその後、A氏の妄想にまつわる映像が次々に映し出された。そこには彼が赤い糸で結ばれていると思い込んでいるナースとの食事やホテルでの語らいシーンなどが映し出されていた。
「あれ、あれ、こんな架空のシーンまで僕の記憶に蓄えられてるんですか」彼は恥ずかしさのあまり顔を赤らめた。
「照れることはないじゃありませんか。これがAさんの本心なのですからね。架空のシーンは普通、通り一遍で記憶に留まることは少ないのですよ。何故なら心に浮かぶ思いをすべて記憶に留めておいたら、記憶回路はパンクしてしまいますからね。記憶も常に在庫整理をしている訳なのです。でも彼女に関する妄想が未だに残っているということは、Aさん、あなたはよほど強く心に念じて彼女とのデートをずっと頭の中で描き続けたのですね」心理士は半ば感心するようにモニター画面を見つめていた。
「お恥ずかしいことです」彼は頭をうなだれていた。
「別に恥ずかしがらなくても結構だと思いますわ。男性は得てして女性より思い込みと空想が激しいものですからねえ。あたしたち女は現実的にできています。男性ほど空想に悩まされることはないのです」
「そうですか。空想するのは男の特徴なんですか。それを聞いて安心しました。僕だけが妄想に悩まされているんだとばかり思ってましたよ」A氏は少し安心した様子だった。
「それでも個人差はあります。あなたの妄想は男性の間でも激しい部類に属するかも知れませんねえ」彼女はキーボードを叩いて彼の過去をモニターに呼び出していた。
「Aさん、あなたは小学校1年の時から好きな女の子の家を突き止めていたのですねえ」
「いえ、それは僕の悪友にそそのかされて一緒に彼女の後をついて行っただけです」と彼は盛んに言い訳していた。
「それでは、この場面は何ですか」
モニターには私塾らしい場所が映り、焦点は二人の女の子に互い違いに合わされていた。
24に続く

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夢の検証350

夢の続き

湖の中央の浅い部分を渡っていたら左に富士山が見えた。カメラで写真を撮っていると水かさが増して危うくなった。そこで宙を飛んで逃れた。駅で切符がなかなか買えなかった。通路を通って行くと義姉と友達に追い越されたが気づかれなかった。その先の広場で組合の集会が開かれるところだった。
1週間の休暇で合宿していた。友達が部品のコードを探していたが2つ見つからなかった。帰る時に二週間滞在する友達に引き継いだ。講堂で合唱の練習をしていた。そこで悪いグループからイジメを受けた。背中に木の枝を突きつけられた。

検証350
湖とは恐らく富士五湖であろう。バイオリンの合宿ではよくいった場所だ。夏休みを楽しく過ごせた。湖が水かさを増すとはどういうことだろう。久々に空を飛んで難を逃れた。駅で切符売り場がないとは田舎の駅なのだろう。
やはり合宿が絡んでいた。コードというからには軽音の合宿なのだろう。大学時代に所属していた。三四日滞在するのが関の山だった。長くはいたくなかった。

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