祈りの応答

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人生の失敗44

第44回
掟の明文化
ユダヤ人が神から示された民族の掟を始めて明文化したのはモーセだった。モーセはシナイ山で神から明文化された掟である十戒を示された。この十戒がユダヤ教の元になった律法の基礎となった。
この律法は規定が多岐にわたっている。モーセは潜在意識からの神の声を聞き分ける繊細さを持っていたのだろうが、律法の細かい規定がすべて潜在意識からの声によって成立したのかは疑問だ。恐らくモーセの自我がその成立に関わる機会が増えたのだろう。
話し言葉と違い書かれた文は証拠として残る。一度明文化された規定は改変はされるが消えずに永遠に残る。規定が多くなれば彼らはその規定に縛られる。最後には規定なしでは日々の生活もままならない事態に至ってしまう。
罪の代償として捧げられた民の生贄は一部、儀式を司る祭司の食料となった。従って律法の規定の改変が後々、祭司職に便宜を図った形に為されたのは否定できない。そこには潜在意識より自我の力が強く働いていた。
潜在意識からの応答は殆どが映像により、自然界からの応答は現象による。言葉による応答は殆どない。言葉は余りにも自我に固着しているので潜在意識の働きを妨げ、自然界からの応答を読み違える。自我は素直な解釈ができない。言葉には自ずと限界がある。
45回に続く
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