しつけの重要性

人生の失敗３１

第３１回
共同幻想としての神
人は潜在意識として神の概念に近い良心と言う自我と対峙する心を持っている。しかし二人いれば考えを共有する必要が出て来る。そこで心の外部である自然界に神と言う概念を投影した。
神に当初従っていたアダムとイブは自我を優先したがために神から離反した。そしてその時点から人類は神から身を隠すようになったのである。彼らは神に一度嘘をついたため心が神から離れてしまった。
前に書いたが私がチョーさんと言う大人に自我を傷つけられたのは彼の嘘が原因だった。彼は私の父親が私を置き去りにして帰ってしまったと嘘をついた。その一言で私は彼を信頼しなくなった。心がお互い離反した。嘘は悪の始まりである。
アダムとイブは神からの信頼を失った時点で自分たちの努力で生活を立て直さなければならなくなった。彼らは神からは離反した。しかし神は常に彼らの意識上に存在していた。彼らの自我が暴走する折には必ず現れた。
３２回に続く