恵みの座

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生きにくい17

その17)
(偏った記憶)
「過去の記憶は苦悩より栄光に偏っている」という記憶の特性に目を向けてみましょう。まるで記憶、自らが過去から意識的に、好ましい部分だけを選別しているみたいです。「記憶は好ましい形として残る」という傾向は、心に留めておいた方が良いでしょう。
こうした記憶の偏った性質が、私たちの判断力を狂わせます。そして自我を偏った方向へと導くのです。私たちが過去に対し、良い印象を抱きがちなのは、好ましい体験だけを思い出しているからなのです。
栄光に満ちた過去には、同時期に苦悩の体験や努力の期間が必ずあった筈なのです。ところが遠い記憶の中では、苦悩や努力の情景は欠損していることの方が多いのです。
従って、私たちが過去の栄光を、思い出す時には、すべてが美しく見えます。何故なら、良い部分の記憶だけを選び出しているからです。そして今一度、過去の栄光を手にした自分を想像するのです。心底、その情景が実現すれば良いと望んでいるのです。
18に続く
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