親は子の踏み台

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生きにくい14

その14)
(過去へのこだわり)
プラス思考を阻む大きな原因の一つに、過去へのこだわりを挙げることができます。
あなたが美男子であり、若い頃、女性にもてたのならば、過去を思い返す度に、現在の自分の不甲斐なさに不満を抱くことでしょう。昔、自分はもてたという事実は、確かに自信につながり、積極的な人生を歩むことが可能だったかも知れません。
ただ、栄光は永くは続かず、もてなくなる時期が必ず、到来します。その時、あなたの自我が、「過去に自分はもてた」という事実にしがみついているのであれば、あなたはプラス思考ができなくなるのです。
それは過去にもてた自分と、今の自分を引き比べる習性を、自我が持っているからです。すると意識は過去に囚われ、今に集中できなくなるのです。
もう一つ、別の例を挙げましょう。他人と自分を比較したがるのも、自我の特性です。例えば、あなたの高校時代の同級生が、30年経った今は出世していて、あなたが平凡な日々を送っているとします。あなたは相手に嫉妬を感じないでしょうか。嫉妬を感じない人は、充実した毎日を送っている人か、心がよほど豊かな人でしょう。
私も含めての話ですが、普通、相手に嫉妬を感じます。特に、自分が当時、勉強その他で優秀であり、相手が目立たない存在であった場合にはなお更です。「何で自分ばかりくすぶり続けてなくちゃ、いけないんだ」と不平の一つも言いたくなります。
私の自我は、出世した相手と今の自分を引き比べて、失望しているのです。これも一種の過去へのこだわりでしょう。自分が過去に栄光を経験したにも拘らず、今は平凡な日々を過ごしている事実が情けなく思われるのです。逆に何の変哲もなかった相手が、今は栄光を味わっている姿を想像するだけで、腹立たしくなるのは私だけでしょうか。
15に続く
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