いじめる側といじめられる側

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人生の失敗29

第29回
罪の発生
自我は物欲・支配欲・名誉欲・性欲等を満たすのに他人の権利を奪う。それが罪と呼ばれるものだ。限られた資源を巡って動物は生存競争を繰り返す。弱肉強食の原理に従って動物は生きている。
人間は弱肉強食とは違った原理で生活している。自我に先導され様々な欲求を満たすのに邁進している。所有欲から盗みの行為が派生した。自然に生えている植物を取るのは盗みではない。他人の所有物を取るから盗みとなる。それは一つの罪だ。
罪は最初アダムとイブから派生したと旧約聖書では書かれている。アダムとイブが神から食べてはいけないと言われていた善悪を知るきから果実を食べたことから最初の罪が始まった。それを原罪と呼ぶ。
善悪を知る木の実を食べることは自我の芽生えに相当している。人間は自我により善悪の判断をすることになった。法律が明確でない時代は自分にとって有利なことは善であり、不利なことは悪であると考える。
例えば一つの土地をめぐる争いでは双方にとって土地を奪うことが善である。従って同じ土地を狙っている相手の行為は悪となる。つまり人間社会では善と悪は相対的な概念で一方にとって善であれば敵にとっては悪となる。その争いを収めるために法律が必要となる。
アダムとイブの時代は自分の自我が唯一の法律だった。自我に従うことが即ち善であった。良心の象徴としての神は二人に自我に従うことを禁じていた。自我ではなく自然の法則に則って生きることを指示していた。それを二人は破った。
30回に続く

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