イエスの死

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人生の失敗10

第10回
高校時代のいじめ
教師のいじめは高校時代もあった。天野と言う体育教師から酷い扱いを受けた。その日は走り高跳びの授業だった。ベリーロールと言う飛び方を習った。跳躍後、体と水平にし腹を下に向けてバーを飛び越すのである。下腹部がバーすれすれに通過し空中で体を半回転させて反対側の砂場に着地する。
私はその飛び方が苦手だった。何度目かの跳躍で着地に失敗した。バー上での体の回転が足らず着地の時、左腕が体の下になってしまった。左腕の痛みは去らなかった。家の近くの接骨医院に行くと骨折と言われた。全治2か月であった。
次の授業は柔道だったので、教員室の体育教師に休む胸を伝えた。彼は苦虫を潰したような顔を向けた。慰めの言葉はもちろん謝罪の言葉もなかった。悪いのは私であり、自分は迷惑をかけられたと感じている様子だった。
始業のチャイムが鳴り、柔道場に集まった。そこで点呼が取られた。私は休む旨を伝えるためギプスをはめた左腕を差し出し、「これで今日は休みます」と言った。彼はいきなり怒り出し、「これじゃ分からん」と怒鳴った。私は再度、「左腕を骨折したので休みます」と言い直した。彼はやっと納得した。
それがいじめの始まりだった。通常、見学者は黙って授業を見ていれば良かった。ところが彼は私に号令の役を言い渡した。準備体操の時に私に1,2,3の号令を掛けさせた。号令を始めると彼は「声が小さい」と怒鳴った。私は出来るだけの声を張り上げた。
毎回の授業で彼の嫌がらせは続いた。彼にとって私は目障りな存在だったのかも知れない。私を目の敵にしてうっ憤を晴らしているようだった。高校時代のいじめは教師からだけではなかった。クラスからもいじめられたのが辛かった。
11に続く

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