キリスト教の死生観

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人生の失敗16

第16回
幸福な瞬間
私たちは身体の欲求が好奇心の導かれるままに満たされたとき幸福感を味わう。まるで身体のベクトルと心のベクトルが一致したようだ。その瞬間は集中力が充満している。子供時代はよく経験できた瞬間だ。
私は模型作りが好きだった。模型を組み立てている瞬間は他のことを一切忘れられる。食事することも厭い時の経つのも忘れて模型作りに熱中したのは青春時代までであった。それ以降は様々な雑念に邪魔され集中できなくなった。
手先を動かすのは人間独特の身体を動かす機能である。手先を使って物を組み立てるのは脳に快感を与える。誰にも阻害されず潜在意識から発せられる好奇心だけに従って組み立てに集中する。その行為自体が幸福なのである。
自我は言わば表面的な心の表出だが心の奥底にある潜在意識は好奇心を通じてしか掴むことができない。そして好奇心を知ることで自我に覆われた心の本心を知ることにつながる。自我は意思で制御可能だが本心は意思では抑えられない。
17回に続く
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