潜在意識25

その25)
(潜在意識と祈り)
最近、潜在意識の効用が叫ばれています。潜在意識が持つ秘められたポテンシャルエネルギーに注目が集まっているのです。そのパワーをどの様に引き出したら良いのでしょうか。過去を洗い出して潜在意識を身近な存在とした私たちは、次に何をすれば良いのでしょうか。
日本人にとって、祈りは馴染みが薄いものです。神の存在を意識しない日本人にとって、祈ることは意味が薄いからです。ところが祈りとは、潜在意識を呼び覚ます、手っ取り早い手段の一つなのです。言葉を使って自分の思いを明確にし、一体、自分は何を欲しているかを自分自身に語りかけることだからです。
神と言う存在も、潜在意識下にある自分として、置き換えれば特に違和感はないでしょう。自分が自分の心に語りかけるのは、何ら不自然ではないからです。神は見えません。だから、その存在を証明する訳にはいきません。つまり神の存在を信じる者だけが、神を心の内に置いておけば良いのです。他方、神の存在を信ぜずとも、自分自身の心、すなわち潜在意識に語りかけることは可能なのです。
潜在意識自体、神と同じように見ることも触ることもできません。でも私たちは潜在意識の存在を確かに感じてはいるのです。意識せずとも、身体が自然に動いたり、感情が高ぶったりするからです。夢を見るのも潜在意識のなせる業です。私たちの行動や思考は、潜在意識に支配されているといっても過言ではないのです。
26に続く

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