潜在意識22

その22)
(潜在意識の制御)
目に見えず、心で意識もできない潜在意識に一体、どうやって働きかければ良いのでしょうか。簡単に答えが見出せる問題ではありません。もし潜在意識をある程度、自由にコントロールすることができれば、日常生活において不可能と見做されている行為も可能となることでしょう。
過去に様々な偉人・賢人が奇跡を起こした出来事が記録に残っています。恐らく彼らは誰もが見逃がす、この潜在意識をフル稼働させたのでしょう。無限の力を秘めた潜在意識を有効活用したことで、彼らは偉大な活力を放出しました。
さて潜在意識という普段、心の奥底に沈潜している対象を、意識上に引っ張り出す方法はあるのでしょうか。誰にでもできる最も簡便な方法としては、自らの心を探る、言葉を換えれば、自らの記憶を白日の下に晒すことです。私たちの心には体験・経験に基づく、様々な記憶が蓄積されています。日常生活において、過去の記憶は断片的にしか呼び覚まされないのです。その記憶を集中的に呼び覚ますのです。
一度、過去の記憶をすべて見える形で、洗い出してみましょう。見える形とは言っても、映像を呼び覚ましても、それはすぐに消えてしまいます。呼び覚ました映像やその時の心の動きを文章として、書き出す作業がどうしても必要となるのです。良く言われる自分史を書いてみることが、魂の奥底に分け入る最短の経路なのです。
自分史を書く時には、真実の自分と向き合い、真実の言葉で書き綴らねばなりません。人に見せようと身構えて、自分の過去を無闇に飾り立てたり、自分の欠点を包み隠したりしてはいけないのです。潜在意識に到達するために書く自分史には、嘘・偽りがあってはならないのです。何故でしょうか。
23に続く

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