潜在意識21

その21)
例えば初対面の人に対して、快・不快を感じることがあります。潜在意識が既に快・不快の情報を流しているようなのです。初めから好きになれない顔と言うのはあるものです。その手の顔に対しては、記憶の底に封じ込められた、嫌な思い出がまとわりついているのかも知れません。
感情は何らかの外部からのインプットにより発現する場合と、単に心に蓄積された記憶により発現する場合とがあります。外部からのインプットがないにも拘らず、感情が湧き上がるのは、心の底に内包された意識し得ない、潜在意識によるものと考えても構わないでしょう。
意識上はいかにも満足しているように取り繕っても、心の奥底にいる潜在意識が不満の塊であるならば、私たちはことある毎に怒りを発することになります。潜在意識が不満だらけで、絶望し切っていれば、私たちの心は常に満たされないことへの怒りや悲しみに満たされるのです。
さて心のブラックボックスとも言える潜在意識と、どう係わって行くかが、生活して行く上での課題です。潜在意識を良好に保てば、感情は安定します。潜在意識をないがしろにすれば、感情は不安定になります。果たして私たちに潜在意識を上手くコントロールできるのでしょうか。
22に続く

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