結婚紹介所

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夢診療所4

その4)
(抑え切れない欲望の現われ)
「では、もう止めにしますか。このまま続ければ、新たな悩みが次々発見されることになりますよ」
「いや、乗り出した船だ。ここで止める訳にはいかんよ」A氏はいきなり強気になって来た。
「予算のことをお考えでしたら、お得なサービスがございますが、いかが致しましょう」
「それは何だね」
「パケット制というサービスでございます。何件悩みを解決したとしても、一律三万円というサービスでございます」口のきき方が急にていねいになり、彼女は営業ウーマンに変身した。
「うむ、三万円は痛いが、無制限というのが割安で気に入った」彼は割安感に大層、弱いのであった。
「え、あう」突然、心理士に戻った彼女は、顔を赤らめ、口調がどぎまぎし出した。画面で決定的な瞬間を見たらしい。A氏も画像に目を戻すとびっくり仰天した。
何やら暗い中で、男の手が女性の上半身をまさぐっていた。本当によく目を凝らさないと見えない画像だった。それに彼女がいち早く気づいたのは理由があった。小型電子装置の性感帯興奮ランプが異常点滅していたのだ。それはA氏の方からは全く分からなかった。A氏の股間に貼られたセンサーが興奮をキャッチしていたのだ。
「やばい見つかってしまった」今度は彼が顔を赤らめる番だった。危惧していた場面が画像に徐々に顕になって行った。途中で止めようと必死で意識を集中しても無駄であった。画像は二人の男女が益々、濃厚に求め合うシーンになりそうだった。
「少し早送りさせて頂きます」心理士は早送りボタンを押して画像を進めた。
「ちょっと今の場面のことですけどね、どう考えたら良いのですか」A氏は恐る恐る尋ねた。
「はっきり言って、あなたの欲望がそのまま夢に現われたと解釈できますね」心理士は目を伏せながら話した。
「じゃ、僕は満たされていないってことなんですかねえ」A氏はねちっこい視線を彼女に投げかけた。
「そうですよ。その目つき自体が意味深ではないですか」今度は彼女が顔を赤らめた。メガネの後ろから覗く、くり色の瞳、透き通るような白い肌、やせてはいても必要にして充分な肉好きをやわらかく被うピンクの白衣。A氏の視線をくぎ付けにするには充分過ぎる容姿だった。
「欲求不満は様々の形で夢に現われることがあるのです。先ほどの画像には、あなたの欲望があからさまに出てしまっていました。さらに性欲が高まると、水の中を泳ぐ夢を多く見るとも言われています」
「そうですか、そう言えば以前は良く、泳ぐ夢を見たことがありました。温泉の中で泳いだりもしましたし、温水プールで泳いでいたことが多かったですね」
「熱い温泉で泳げましたか」
「あまり熱さは感じなかったですねえ」
「温泉の夢は良く見られましたか」
「ええ、何年か前に良く見たことがありました」
「それは男湯だけですか」女性心理士は鋭いところを突いて来た。
「ううん」とA氏は口ごもってしまった。
「よく思い出せないんでしたら、この装置は検索もできるのですよ。あなたが以前、ご覧になった温泉の場面だけを抜粋して見ることもできます」
「へえ、それは便利ですねえ。早く見たいですねぇ」A氏は照れくさいながらも、好奇心が勝っていた。
  5に続く

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夢の検証337

夢の続き

体育館でサッカーをしていた。床の滑りを良くするために粉を撒いていた。粉が舞い上がるので他の人達は退散してしまった。サッカーボールは使わずに床の上を滑るトレーを幾つも使って試合をした。トレーは向こうの壁で跳ね返されて次々にやって来た。
B病院の食堂でカツカレーを頼んだ。分厚い豚カツが二枚重ねで乗っていた。席につくと隣の人がスープをトレーから直接注いで皿が溢れそうになった。友達に食券の購入を頼まれたが細かい金がなかった。下を見ると財布が落ちていたが小銭は足りなかった。仕方ないので千円札で十枚買った。

検証337
体育館ではバレーボールを使ってサッカーの真似事をしたことがある。確か中学の頃だ。体育館にはワックスは塗るが粉はまかない。
B病院のカレーは印象が薄い。豚カツは南品川駅前の店が最高だった。皿にスープを入れるとは何と洋風な店だ。

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