生きにくい42

その42)
(第六感)
第六感は五感で感じられる以外の感覚を指します。五感は外部からの刺激に対して使われますが、第六感は心の内からの信号だと思われます。第六感とは胸騒ぎと同類の予知能力の一種でしょう。
予知能力というと、一気に神がかり的要素に包まれますが、潜在意識が魂の根源から、緊急信号を発しているのを感じ取る能力と考えても良いでしょう。私たち誰もが潜在意識に注目しさえすれば、第六感を感じ取ることは可能なのです。
刺激には五感を通じて外界から入り込む刺激と、記憶から放出される脳内部からの刺激があります。内部からの刺激の内、意識的に思い出せる記憶は第六感でも何でもないのです。記憶の中でも潜在意識が支配している領域から発せられる信号を、受け取る感覚が第六感と呼ばれているものです。
私たちが正しいと思って起こした行動でも、思わぬ展開となることがあります。その時、潜在意識が第六感を通じて、私たちに信号を送って来ることがあります。予定した行動を途中で止めた方が良いとか、違う行動を採った方が良いとか、理屈では割り切れない具体的指示が、信号として出されるのです。
第六感で捉えた信号をもみ消すか、従うかが、あなたが失敗するかどうかの分岐点になるのです。意地を張ったがために、信号を無視して思わぬ失敗に見舞われることがあります。思わぬと言っても、第六感が働いている以上、ある程度、予期していたと言った方が正確かも知れません。
また第六感を一瞬、ないがしろにしたがために、相手に無用な誤解を与える結果となることもあるのです。第六感を通じて潜在意識から出される指示は、過去のデータ分析と綿密な計算に基づいて出力された結果であることが多いのです。
43に続く
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