生きにくい44

その44)
(予感の育成)
予感は失敗体験を通して、魂の内に育まれるものです。失敗体験を数多く経た者は、予感に出会う回数がそれだけ増えるのです。ただし予感が数多く心に想起されても、ことごとく無視していては、再び同じ間違いを仕出かすことになります。
私たち男は相手、特に女性相手のコミュニケーションが苦手です。相手の何気ない一言で、怒りを燃やし、攻撃的な言葉を発したがために、相手との破局に導かれるケースもあり得るのです。男が怒りに身を任せる時、予感はどこかに吹き飛ばされています。失敗を避けるには、怒りを感じながらも、予感に注目する心の平静さが必要なのです。
自尊心が強い私たち男は、相手から自分の行為を非難されただけで、自己まで否定されたように思い込んでしまうことがあります。すると心に真先に芽生えるのが、相手に対する敵意です。怒りと共に湧き上がった敵意は、私たちの心から後先を考える平静さを奪い取ります。すると心からは失敗を予感できる芽が、完全に潰されてしまうのです。
予感の芽を大事に育てて行こうとする努力が、何よりも欠かせません。予感の芽を大事にすることは、何度も同じ過ちを繰り返さない秘訣だからです。
45に続く
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