生きにくい43

その43)
(予感)
第六感と同じような使い方で、私たちは予感という表現も使います。予感は良い意味合いより、悪い意味合いで使われることが多いものです。
私たち誰もがちょっとした予知能力は持っているものです。十年先、二十年先と言った長期的な予知は一般的に不可能としても、5秒先、10秒先の情景を予知できることがあるものです。
あなたが誰かと話し合っているとします。相手の言葉があなたを傷つけたとしたら、あなたはムカつきを覚えるでしょう。そして相手を攻撃する言葉が口をついて、出て来そうになります。その時点であなたは迷います。
何故なら、攻撃的言葉を発すれば、相手との関係は泥沼に陥りそうな予感が心に浮かぶからです。相手を攻撃すれば、気持はスッキリするかも知れません。ところがスッキリした後に、あいてからのとんでもないしっぺ返しが、あなたを待ち受けているかも知れないのです。
予感という心の声を信じて、それに従うかどうかで、あなたの置かれた状況結果は雲泥の差を呈することにもなるのです。心の声はあなたに真実を告げている場合が多いのです。ただ、その微かな声に聞き従うことは、却って勇気がいることでもあります。
予感を無視すると、あなたは相手との関係維持に失敗します。人間関係は一度、失敗すると、修復するのに多大な労力を要することになります。失敗を未然に防ぐには、あなたは予感という魂の訴えに耳を傾ける必要があるのです。まっしぐらに進もうとする強引な自我に待ったをかけ、一先ず冷静な自分を取り戻す必要があります。
44に続く

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