潜在意識61

その61)
(潜在意識に耳を傾ける)
それでは一体どの様にして、潜在意識の声を聞いたら良いのでしょうか。先ず、あなたは初心に立ち返る必要があります。自分に正直になり、あなたがやりたい事を探す旅に出ることです。やりたい事や目標が既に心に明確であれば、何ら悩む必要はありません。目指す事が他人に迷惑をかけないことでありさえすれば、大手を振ってその目標を目指し、突き進めば良いからです。
今はやりたい事や目標がはっきりしない若者が多いので、本人だけでなく周りの人々も苦慮するのです。やりたい事を見つけるには、自分が子供の頃に抱いていた夢に立ち戻るしかありません。子供時代に立ち戻るのが困難として、少なくとも青春時代の夢にまでは立ち戻る必要があるでしょう。実社会に出る前に抱いた夢に、あなたの本音は隠されていることが多いのです。
実社会では自分を押し殺して生きる傾向があります。つまり潜在意識の声に聞き従わずに、世の中の価値観に振り回されやすいのです。就職を決める際にも、自分の好みで会社・職種を選ばずに、その時代の花形企業を目指したり、給料が高い職種を選んだりしがちです。当初は一時的な満足が得られるかも知れませんが、十年二十年先には不満が噴出します。潜在意識がお仕着せの価値観に対して、反旗を翻すことになるからです。
こうして潜在意識に耳を傾けず、この世の価値観に翻弄された結果、自我は方向性を失います。移ろいやすい、世の価値観に対する強い思い込みが、潜在意識の存在をもないがしろにしてしまいます。本当は潜在意識から眼をそらしては絶対まずいのです。
失った時間は金銭では買い戻せません。潜在意識を無視した付けは後々、必ず回って来るものです。過ぎ去った人生を振り返って、後悔をしない秘訣は、真実の心の声に常に聞き従うことなのです。常に変わることのない真実の潜在意識を大事にしたいものです。
62に続く

その62)
(閑話休題)
10月から金曜日の朝仕事がなくなった。身体も心も何と楽なことだろうか。この歳になって人間、無理はいけない。自分の状態を見ながら仕事の量を決めるべきだ。
人間は同じ状態が続くと我慢できない。現状が少しでも改善の方向に向かっていることを確認したい。明日は今日より良くなるという希望が支えとなっている。
63に続く

その63)
(潜在意識の活用)
人類は古来、潜在能力の重要性には気づいていました。多かれ、少なかれ、すべての宗教は人間が持つ潜在能力を活用しています。宗教において、神や仏と言った人間存在を超越した存在を持ち出すこと自体が、私たち自身の弱さを表わしてもいるのです。自分の命さえ、自由にできない私たちは、その命をも司る存在にすがりつくしかないのです。
 現代社会では神の存在は希薄ですが、最近「ダ・ヴィンチ・コード」と言う、キリスト教を根本から考えさせる映画が話題となっています。キリスト教が根付いていない日本でも人気を集めているのは不思議な現象です。その映画の中では、キリスト教の根本教義である「イエスは神だ」と言う考えが否定され、人間的側面が浮き彫りにされています。
 一昔前まではマーフィーと言うアメリカの牧師が「眠りながら巨富を得る」等の著作で一世を風靡しました。著書の中で、彼は潜在意識の威力を盛んに説いています。人間は潜在意識を通じて、神と連なっていることを前提として、いかに神から奇跡的な力を得られるかが実例を元に語られているのです。
 高度経済成長時代の日本、或いは、それより以前の日本では、今より人間の持つ潜在能力が重用されていたように思います。そこには日本教という宗教があったような気がするのです。人民全体が一つの理念のもとに、成長を目指して前進していたと思うのです。
 昔の老人は「今日もお天道様に生かされている。有難い」と生そのものに対し、賛歌を唱えている人もいました。彼らは魂の根源で自然とつながり、周りの人々とも、心を通じ合っていたのでしょう。そして生かされている自分が世のため、人のために仕事をするのは、当然だとの気持ちが彼らにはあったのでしょう。
残念ながら今の日本には見られない「他者への思いやり」を当時の人々は持っていたのです。私は「他者への思いやり」の復権を待ち望む者ですが、それは取りも直さず、自分自身を最高に生かすことにもつながっているのです。
 私たち誰もが内に秘めた潜在能力を、他者のために最大限に生かすことは、最終的に自分に満足感をもたらし、幸福を得る第一歩なのです。それには、あなたが内に秘めた潜在能力を信じるしかないのです。
64に続く

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