生きにくい40

その40)
(内省と意識)
自己内省とは自我の独走を防ぐために、意識が潜在意識に働きかけて、行為の軌道修正をかける決定的な手段です。
青年期、男の自我は抑えが効きません。自信が極端に高揚すると、自我が意識を取り仕切って、潜在意識に出る幕を与えません。本来、行動様式・判断の元締めである潜在意識を無視して、意識を前面に押し出すことは本危険であり、本末転倒なのです。
若者が潜在意識の重要性に気づくまでには、長い年月が必要です。幾多の試練や困難を乗り越えた後に、彼らは意識だけに頼っていることは危険が多く、失敗に至るケースが多いことを悟るようになるのです。
内省にとって意識は大事です。意識を通して過去を振り返ることもできるからです。ただ意識だけに捉われてはいけないのです。意識の奥にある潜在意識にまで思いを馳せて、初めて内省の意味が出て来るのです。若者は自意識が強過ぎるため、内省にまで考えが及びません。当然、潜在意識の存在は忘れ去られています。
女性は自意識に確固たるものがあり、内省の基盤はできています。ただ意識が人から見られる面だけに集中しているので、若者と同様、潜在意識にフィードバックする余裕はありません。
41に続く
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